身の丈に合った勉強を

先日ブログでも書いたのですが、問題集を全部やる必要はありません。

まずは自分のレベルに合った問題を解きましょう。

数的のレベルが高くない受験生ほど、超難問の質問をしてきます。

こういう場合、解答は出来る限りしますが、「今の君には必要のない難易度だよ」って正直に言うようにしています。

回答が面倒だからじゃないですよ(^_^;)本当に必要ないからアドバイスしているのです。

なぜ必要ないのか?その理由を2つ紹介します。

①段階を踏んでいない

数的処理はいきなり難問を解いても学習効果がありません。

最初は簡単な問題から始めて知識を確認し、独特な考え方に慣れて、さらに解けることの達成感を味わってください。

徐々に慣れてきたら初めて応用問題を解きましょう。

最初から応用問題を解いたら、何の知識を使っているか分からないし、達成感も味わえないから勉強がつまらなくなります。

数的処理は急がば回れの精神で勉強することが大事です。自分のペースで勉強してください。

②基本ができればそれでいい

↑のようなことを書くと「試験までに間に合わない」「合格点が取れない」といった反論が出てきます。

しかし、そもそも数的処理が苦手な受験生が合格点を取るのって本当に難しいです。

仮に教養試験の合格ラインを6割とするのであれば、多くの受験生が数的処理を5割前後正解し、文章理解と知識で7割正解することで合格ラインを突破します。

そして数的処理で5割取るのであれば基本的な問題さえできていれば十分です。受験生が質問してくるような難問など解ける必要がないのです。

一次試験で涙を飲む人の原因は大半が数的処理が2,3問くらいしか解けないことにあります。

まずは「数的処理が原因で落ちた」という状況から「数的が原因で落ちることはなかった」程度にまで引き上げることを目標をしましょう。「数的のおかげで合格できた」なんて受験生はほとんどいません。

身の丈に合った問題で、段階を踏んだ勉強を心がけましょうね。


柴崎直孝の公務員試験研究所「柴研」|数的処理・自然科学

公務員採用試験で出題される重要科目「数的処理」を中心に、勉強方法、問題・解説などを発信しております。 ごくたまに、私的なことを書いたりもします。